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2008年8月15日

= fj.rec.sf広瀬正G

集英社文庫版の広瀬正小説全集が復刊されるとの記事。

私もこれ、書店で「マイナス・ゼロ」が平積みになっていたのと、その脇に張ってあったポスターで知ったんですけれど、ポスターのあおり(?)文句を読んでどうも納得がいかないというか、腑に落ちないところが。

ポスターには“本屋大賞2008”の文字があったのでなんでいまさらと思い調べてみたところ、5周年記念とかで書店員にアンケートをとって復刊の活動をしたということらしいのですが(ちなみに「マイナス・ゼロ」はアンケート一位だったそうな)、それはなんか順序が違うんじゃないのかと。あんたたちがやるべき事は絶版にしてしまった名作・良作を復刊させることじゃなくて、名作・良作は常に入手可能な状態にしておく、つまり「絶版させないこと」なんじゃないのかと。

で、せっかく復刊されるところアレなんだけど、この全集、過去に少なくとも四度(河出書房版および講談社版で最低二回、集英社文庫版で最低二回)絶版または(いわゆる版元在庫切れを含む)絶版状態になってるので、近いうちにまた必ず入手困難になります。というか、広瀬正の作品って読む人を選ぶので、前のがどっかいっちゃって困ってる人が復刊するたびに買ってるだけなんじゃないかと(笑)。

まぁ、誰も読んでないと思うけど、こんな事言われて悔しいと思うような人が多かったら、こんどこそ棚に置き続ける努力をして…と言いたいところだけど、スペースに限りのある路面店(非ネット書店)では無理があるのもわかってるんだよなぁ…。


なっきー