伝えたいことが、あります (2001年3月)

2001/3/1

いったい何ヶ月ぶりにここ書くんだろ…(苦笑)。

バックアップ装置

おや、独立ですか。おめでとうございます。依存体質(爆)の私から見るとずいぶん思い切ったもんだなぁとおもいますが、ごうさんの場合よくよく考えると必然なのかもしれませんね。

話は変わってバックアップメディアですが、大きく分けて三通りあげられると思います。

  1. ディスクメディアでドライブとメディアが不可分なもの
  2. ディスクメディアでドライブとメディアが分離可能なもの
  3. テープメディア(分離可能なもののみ)

ちょっと「釈迦に説法」な面もありますが、詳しく説明していきましょう。

1.は要するにハードディスクをバックアップに使うというやつですね(笑)。同じ容量のディスクを二台用意して、片方をワークドライブに使い、定期的に同期させるというやつです。「バックアップ」という言葉を広く捉えるとRAIDなどもこの中に含まれると思います。ただし、理由は後述しますが私はこの方法は勧めません。

2.はフロッピ(ぉ やMOを筆頭にCD-R/CD-RW/DVD-R/DVD-RW/DVD-RAMなどの選択肢があります(PD? なんですか? それ/ぉ)。ランダムアクセス性に優れるという利点がありますが、最大容量のDVD-R系でも4.7GB(片面)しかないので大容量という面では不安ですね。あ、5インチMO(9.1GB)という選択肢もあるか(爆)。

さて、「1.を勧めない」という理由ですが、第一には「故障率が同じものにバックアップを取る危険性」が不安であるということ、第二には「バックアップとは『現在』の状態のみを残すものではない」という哲学上の問題も含んでいます。同じ「ハードディスク」というものに取る限り、コントローラの暴走等によるデータの消失や、過去に遡ってデータを保持するということができない欠点を見過ごせないと思うのです。

というわけで、私のお勧めは残る3.のテープドライブなのですが、現在手に入れやすいものとしてはDDS(DDS3が主流?)、EXABYTE(昔に比べてちょっと押され気味)、DLT、AITなどがあります。DDSはDDS3で非圧縮12GB/圧縮24GB、DDS4ですと同20GB/40GBと、ちょっと容量的に心もとないところもあります。DLT7000の同35GB/70GBや、AIT2の同50GB/100GBになると容量的には十分ですね。普及はまだ先になると思いますが、最大1TBを目指すSuperDLTなんてのも控えています。

じゃあ、DLTとAITはどっちがいいかとなるのですが(すでにテープにすると決め付けている/苦笑)、AITやDDSは回転ヘッドのヘリカルスキャンなので、この辺が固定ヘッドのDLTと比べると不安なところです。実際、DDSはごくまれにですがドライブが制御不能になったりすることもあって、個人的にはDLTに全幅の信頼を置いています。

ただし、DLT、AITともに値段がシャレにならんくらい高いのが問題といえば問題。AIT2で50万円強、DLT7000なんか下手すると100万円いってしまいますので。


なっきー